フェレット
フェレットの消化管内異物
●咬みごたえが良いせいかゴムやスポンジ製品がよく摂取されます。元来フェレットは好奇心旺盛で
色んなものをくちゃくちゃと噛むのを好みます。異物の摂取は特に若いフェレットに多く、
放し飼いの子では飼い主が異物を食べたことに気付かないこともしばしばあります。
また中年齢以降のフェレットでは毛球症でも同様の症状がみられますのでご注意を。
※←バリウムに映し出される胃内に残留する異物
<症状>
●食欲不振
●元気消沈
●流涎
●嘔吐
●「ケッケツ」といった痰が絡んだような咳etc
<診断>
●臨床症状や触診を含めた身体検査、血液検査、X線検査、バリウムなどによる消化管造影検査の
結果をもとに総合的に診断を行います。
<治療>
●外科手術
●フェレット用もしくは猫用の緩下剤の投与(一時的もしくは部分的な閉塞でごく軽度な場合)
●上記治療に並行した輸液療法、制吐剤、粘膜保護剤の投与etc
※←写真摘出された異物