愛知県春日井市にある神領ビーイング動物病院は犬、猫、エキゾチックアニマルに対応している動物病院です。

  • ブログ2018/03/13 犬の子宮蓄膿症
  • 子宮蓄膿症は避妊手術をしていない中高齢の犬に多い病気です。子宮内にブドウ球菌や大腸菌といった細菌が感染して子宮内膜炎が発生し、子宮内に大量の膿が貯留する、細菌の毒素が体内に回る、といった危険な病気です。膿が漏れて子宮内膜炎から腹膜炎へと進んだり、細菌の毒素が体内に回ると敗血症や他の臓器も障害を受けたりするため、時には発生から数日で死に至ることもある、犬の生死にかかわる重篤な病気です。そのため、子宮蓄膿症と診断されたら、なるべく早く手術などの対処をするべきです。

    避妊手術をしていない中高齢の犬で、ヒートが来てからしばらくした後、水をよく飲みおしっこが多い、熱っぽい、元気・食欲がない、陰部から臭いの強い下り物が出る(白っぽい、茶色っぽいなど)、といった症状が見られたら子宮蓄膿症が起きている可能性があります。早めに動物病院で受診しましょう。

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    ↑膿により膨らんだ子宮

  • ブログ2017/08/14 マムシによるワンちゃんの咬傷
  • 旅行先にワンちゃんを連れていく方も多いと思います。

    山や川に遊びに行く際には、マムシなどの毒ヘビに注意してください。

    ワンちゃんがにおいをかぐために近づいて、咬まれてしまう場合があります。

    またネコちゃんでも、外に出る子だと要注意です。

     

    毒ヘビに噛まれると、噛まれた周囲の皮膚が広範囲に壊死していきます。

    ヘビ毒によるショックのため、虚脱状態に陥ることも多いです。

    重篤な場合だと、血液凝固不全や急性腎不全になる可能性があります。

     

    検査は、創傷部位を含めた全身のX線検査、超音波検査、CBC/血液生化学検査、

    血液凝固系検査、尿検査を行い、併発疾患の確認、鑑別疾患の除外をします。

    同時に、積極的な輸液、抗生物質や抗アレルギー薬の全身投与など、全身状態が改善するまで集中的な管理が必要です。

     

    早期の治療を行い、ヘビ毒が体内で中和、代謝されて、急性期を乗り切るかどうかで

    予後は大きく左右します。応急処置については諸説ありますが、逆効果の場合もあるので、傷口を縛ったり、冷やしたりせず、毒ヘビに噛まれた疑いがある場合には、すぐに病院に連れていきましょう。

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    マムシに咬まれて腫れた足先

  • ブログ2017/02/14 ウサギの急性胃拡張
  • ウサギの胃拡張は時々みられる疾患で、毛と関係があることが

    多いため、季節的に換毛時期に発生が多くみられます。

    急激に症状を示すことが多く、突然発症し急性の経過が多く、治療した

    としても亡くなってしまうことも少なくありません。

    症状の多くは食欲不振と活動性の低下です。痛みなどから歯ぎしりや沈鬱状態となる

    うさぎもいます。

    中には点滴や痛み止めなどの内科的な治療で良くなることがあります。

    内科的な治療で反応が悪く、腸閉塞が疑われる場合、外科手術が適応になります。

    いずれにしてもなるべく早期の治療が必要となります。

    突然ごはんを食べなくなって、うずくまったりしている場合は注意が必要です。

    ウサギ 腸閉塞.jpg


    DSCN987611.jpg

















    ←手術により摘出した腸の閉塞物












  • ブログ2016/08/28 ハリネズミの生殖器疾患
  • 久しぶりの投稿です。
    ここ数年、飼育頭数が増えているハリネズミの話です。

    ヨツユビハリネズミも子宮疾患が非常に多い動物の1つです。
    若齢のハリネズミには少ないかと思っていましたが、若くても
    発病する子がいます。症状としては食欲不振や動かないといった
    非特異的なものが多く、血尿や陰部からの出血がみられるものも
    よくいます。床に出血の跡があれば、外傷などとの鑑別が大切です。

    子宮や卵巣の良性や悪性の腫瘤や炎症が主な原因として考えられます。

    早期に発見できれば外科手術で良好な予後が期待
    できると思います。いずれにしても治療法の核は外科手術といえそうです。

    内科治療では消炎剤や止血剤など補助的な治療になります。

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  • ブログ2015/08/17 ヒョウモントカゲモドキの卵管脱
  • ヒョウモントカゲモドキも他のトカゲやヤモリと同様、交配させなくても

    卵ができてしまうことがよくあります。一定時間経過しても産卵ができないような

    場合、卵づまりといわれる状態に陥ります。いきんでも産卵できず、時として

    卵管や直腸が総排泄孔からでてきます。写真は片側の卵管が脱出し、壊死している

    状態です。このような状況では卵が体内に残っているケースもあるため、手術適応であれば、


    手術をすることになります。脱出してからの時間が短い場合や、卵が体内にない状況であれば、

    還納することも考慮します。卵管脱6856.jpgいずれにしても総排泄孔から何か出ている時は、動物病院に

    連れていった方が賢明です。












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