愛知県春日井市にある神領ビーイング動物病院は犬、猫、エキゾチックアニマルに対応している動物病院です。

  • ブログ2015/01/06 フトアゴヒゲトカゲの腸閉塞
  • 大変よくある疾患です。異物を摂取したり、腫瘍ができたり、激しい炎症がおこることで

    腸の内腔が狭くなり、食べ物や分泌物の流れが悪くなります。

    そうなると、食欲不振や嘔吐、閉塞している場所によっては頻繁ないきみなどもみられます。

    今回は大腸に床材である細かなチップがつまりすぎて、にっちもさっちもいかなくなった

    フトアゴヒゲトカゲです。この子の場合、いきんでも、少量の下痢便や粘膜便しか出ませんでした。

    診断は触診などの身体検査、X線検査、超音波検査、血液検査を行い、総合的に

    判断します。

    治療は個々の状態によりますが、温浴やお薬などの内服、内科的治療が困難もしくは

    反応がなければ外科手術となります。

    遺物 (2).jpg



    ←中央に床材用チップが充満し、拡張した
      大腸が見える。








    futoago ibutu5043.jpg


    ←手術によって取り出された大量の床材












  • ブログ2014/09/13 フトアゴヒゲトカゲの生殖器疾患
  • トカゲでも時々、生殖器疾患がみられます。

    オスではペニス脱など、メスでは卵墜や卵巣腫瘍、卵塞などが代表的な

    疾患です。

    視診や触診、レントゲン検査、超音波検査などから総合的に診断しますが、

    症状は食欲不振や削痩、中には症状にでないものまでさまざまです。

    写真はフトアゴヒゲトカゲの卵巣にできた奇形腫です。

    DSCN36861.jpg




















  • ブログ2014/07/24 ウサギの根尖周囲膿瘍について
  • ウサギには歯牙疾患が多く、中でも根尖周囲膿瘍が発生し、慢性的な経過になると、

    発生した部位の骨(写真では下顎骨)が変形します。

    診断は特徴的な外観とX線検査などによって診断します。

    不正咬合などで歯科処置をしている子も注意が必要です。

    写真ほどになると、レントゲン写真でも骨増殖と骨吸収がみられるようになります。

    治療は様々ですが、膿瘍が存在すれば感染組織の除去および感染巣になっている臼歯の

    抜歯、洗浄などを行います。

    癒着している場合は抜歯の適応にはならないでしょう。

    外科的な処置が適応になるかは獣医師との相談が必要です。

    DSCN2310.jpg02.jpgDSCN2300 - コピー.jpg01.jpg













    写真左は下顎骨の根尖周囲膿瘍
    写真右は手術後の写真です。


    DSCN2617.jpg03.jpg




    写真左は約1年後の様子
    毛が生えて、傷は治っていますが、骨はそのまま






  • ブログ2014/04/22 モルモットの卵巣嚢腫について
  • モルモットの生殖器疾患は割と多く、中でも卵巣嚢腫は2?4歳の

    モルモットで発生が多いといわれています。通常、両側にみられることが

    多く、テストステロンにより嚢胞形成が促されることが知られています。

    嚢胞が小さければ、無症状なことが多いですが、嚢胞が大きくなると、

    腹部膨満を示し、食欲不振や嗜眠、倦怠を呈します。

    体側両側に脱毛症状がみられることもあるので注意しましょう。

    診断は超音波波検査が主となり、治療は卵巣子宮摘出手術になります。


    DSCN3887moru2.jpgモル1.jpg












    外科手術により摘出した卵巣嚢腫




  • ブログ2014/03/27 犬の外耳炎について
  • これからの季節に増えてくるわんちゃんの外耳炎についてです。

     

    わんちゃんの外耳炎は非常によく見かける疾患です。

    耳のかゆみや痛み、耳からの臭いを主訴に来院するケースが多く、

    耳の異常があれば、後ろ足で耳や耳の裏側を掻くしぐさや耳を横にブルブルする

    動作がみられることがあります。

    また外耳道の入り口をよく見てみると、耳の赤味や耳垢がべったりついているのに

    気が付く場合があります。

     

    細菌や真菌が関連していることが多いですが、アレルギーや自己免疫性疾患、

    内分泌異常、異物などの基礎疾患、耳道や鼓膜の構造的異常や生理的な機能の低下、

    環境的な要因など複雑に多くの要素が混在していることが多々あります。

     

    原因となる細菌はブドウ球菌、連鎖球菌などの球菌や緑膿菌が代表的です。真菌では

    マラセチアが代表的な真菌で、独特の酵母臭が特徴です。

    耳の臭いがきつくなることが多いです。

     

    診断として

    耳鏡を用いて耳道を検査したり、耳垢の細胞診、菌の同定が必要な場合は細菌培養や

    薬剤感受性試験を実施します。

     

    治療に関して

    耳垢を取り除くための耳道洗浄が大切です。

    耳道の環境を清浄化するために、消炎剤や抗菌薬、抗真菌薬の投与も必要になること

    が多いです。

    アレルギーなど主原因の抑制や可能な限りの主原因の除去も大切です。

    慢性的な外耳炎や繰り返し起こる外耳炎は耳道の構造的変化や基礎疾患がある場合も

    あり、生涯にわたりケアをする必要があることもしばしばあります。

    写真はまた次回おみせします。






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