愛知県春日井市にある神領ビーイング動物病院は犬、猫、エキゾチックアニマルに対応している動物病院です。

  • ブログ2010/04/07 フクロモモンガの代謝性骨疾患(骨異栄養症)
  • ●フクロモモンガの代謝性骨疾患は骨異栄養症とか二次性上皮小体機能亢進症などとも

     呼ばれる病気です。爬虫類や両生類でみられるカルシウム不足からくる代謝性骨疾患に

     似ています。

     

    <原因>

    ●多くの場合、不適切な食餌内容によるものが多く、ゼリーやフルーツばかり与えている

     個体に多くみられ、食餌内容のバランスが悪い子は注意が必要です。

     カルシウムの吸収を促す紫外線の重要性に関しては、爬虫類と違って夜行性の

     フクロモモンガでははっきり分かっていません。

          袋モモンガ.jpg 

     <症状>

    ●様々な症状がみられますが、突然後肢が

      麻痺を起したり、止まり木やケージなどに

     うまく止まれなくなり、振えや痙攣がみられ

      動けなくなることもしばしばです。

     また食欲不振や元気消失、骨折などが

      認められることもあります。

                                  

                                  

                                   

     

                                       ↑の写真から上腕骨の骨が溶けて

                                       ほとんどないのが分かります。                  

                                                                      

    <診断・治療>

    ●診断はレントゲン検査および血液検査などから総合的に判断します。

     治療に関してはその病態に合わせビタミンD3製剤やカルシウム剤などを使用します。

     毎日の食餌管理がもっとも重要ですから、食餌内容もしっかり考えてあげましょう。

     

     

     

     

     

  • ブログ2010/03/13 狂犬病と予防接種について
  •  ●今年も狂犬病ワクチンの接種時期がやってきました。

       もう接種済みの方も多いかもしれませんが、狂犬病についてもう一度、おさらいしておきます。

      

    狂犬病とは

     ●ラブドウイルスに属するウイルス疾患で、人も含めてほとんどすべての哺乳類に感受性が

      ある怖い人獣共通感染症です。発症すればほぼ100%死亡してしまいます。

      

      ワンちゃんの狂犬病は一般的なウイルス疾患と同様、10日?6カ月の潜伏期があり、

      その間にウイルスは患部周辺の皮下組織や筋肉組織で増殖し、末梢神経から脳や脊髄へ

      広がっていきます。その後は症状別に狂騒型と麻痺型の2つに分類されますが、

      いずれも神経症状を呈してほとんどが亡くなります。

     

     ●日本でワンちゃんの狂犬病はここ40年以上発生していませんが、世界のいたるところでは

      今も発生しています。

      

      今年の2月にもニューヨークのマンハッタンで狂犬病に感染したアライグマが増えているとの

      ニュースが流れ、中国やインドでも毎年多くの方が犠牲になっている怖い病気です。

      このような蔓延防止と撲滅を目的に昭和25年、狂犬病予防法が制定・施行されました。

      その法律とワクチン接種のおかげで日本では近年ずっと犬の狂犬病はでていませんが、

      世界中での発生状況を考えるといつ何どきでてくるか分かりません。

      ですから狂犬病ワクチンはいざという時のためにも忘れずに毎年接種しましょうね。

      

      

     

  • ブログ2009/12/03 ワンちゃんの尿路結石
  • ●「尿路結石」とは尿が通る路にできた石の総称です。

     できた部位によって腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と分類されますが、

     ワンちゃんネコちゃんによく認められるのは下部尿路結石の膀胱結石と尿道結石です。

     発生する石の種類は主にリン酸アンモニウムマグネシウム(ストルバイト)、シュウ酸カルシウム、

     シスチン、尿酸アンモニウム、リン酸カルシウムの5つです。

     中でもリン酸アンモニウムマグネシウム(ストルバイト結石)の占める割合は多いのです。

     

      ストルバイト囲み.jpg 

    <原因>

    ●結石の発生要因には年齢、品種、

     食餌内 容、飲水量、感染の有無、尿のpH

     など様々な因子が関与しています。品種別

     ではダルメシアンの尿酸塩結石、

     ミニチュアシュナウザーのストルバイトおよび

     シュウ酸カルシウム結石が有名ですが、

     他の犬種でもみられます。

                                   

                                  

     

                                

                                       

                                             ↑は膀胱内にあるストルバイト結石

    ↓はダルメシアンの尿酸塩結石  尿酸塩結石 縮小.jpg 

    <症状>

    ●結石の大きさやその数などによって様々ですが、

     一般的 には血尿や排尿困難、頻尿、疼痛、尿漏

     れなどが挙げられます。

     また時には症状を示さない場合もあります。

     尿路が完全に閉塞すると乏尿や無尿、腹部膨満を示し、

     嘔吐や食欲不振、沈鬱状態になります。

     

     

     

    <診断および治療>

    ●触診や視診など一般身体検査や臨床症状、血液および生化学検査、尿検査、

     超音波検査やX線検査、造影検査などによって得られた結果をもとに診断します。 

     

    ●治療は結石の場所や種類によって異なりますが、

     外科的手術ならびに療法食の給餌、内服薬の投与などが挙げられます。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • ブログ2009/11/11 ウサギの切歯不正咬合
  • ●ウサギの歯科疾患は非常に多く、切歯や臼歯どちらでも起こります。また切歯、臼歯ともに

     常生歯で、生涯にわたって伸び続けますが、正常であれば上下の歯がこすれ合わさることで

     一定の形態を維持していきます。このような歯の摩耗と伸長のバランスが何らかの原因で

     くずれると、不正咬合が起こります。

     

    ウサギ歯.jpg 

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    <原因>

    ●最も多い原因はケージの格子をかじり、ひっぱることと言われています。このような悪癖のついた

     ウサギさんは気をつけて下さい。他に顔面への外傷、遺伝的要因、老化、感染なども

     切歯の不正咬合を起こす原因としてあげられます。

     

    <診断>

    ●視診により容易にわかるが、初期の段階では口唇をめくってみないと分からないため、

     注意が必要です。

     

    <治療>

    ●マイクロエンジンやその他の器具を使用して伸びすぎた歯をカットし、

     適切な長さを維持していくことになります。多くの場合、定期的に処置する必要があります。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • ブログ2009/10/11 フェレットの消化管内異物
  •   

    ●咬みごたえが良いせいかゴムやスポンジ製品がよく摂取されます。元来フェレットは好奇心旺盛で

     色んなものをくちゃくちゃと噛むのを好みます。異物の摂取は特に若いフェレットに多く、

     放し飼いの子では飼い主が異物を食べたことに気付かないこともしばしばあります。

     また中年齢以降のフェレットでは毛球症でも同様の症状がみられますのでご注意を。

     xray 異物.jpg 

     

    ※←バリウムに映し出される胃内に残留する異物 

     

     

     

     

     

     

     

     

    <症状>

    ●食欲不振           

    ●元気消沈

    ●流涎

    ●嘔吐                                   

    ●「ケッケツ」といった痰が絡んだような咳etc                     

     

     

    <診断>

    ●臨床症状や触診を含めた身体検査、血液検査、X線検査、バリウムなどによる消化管造影検査の

     結果をもとに総合的に診断を行います。

     

     

    <治療>

    ●外科手術

    ●フェレット用もしくは猫用の緩下剤の投与(一時的もしくは部分的な閉塞でごく軽度な場合)

    ●上記治療に並行した輸液療法、制吐剤、粘膜保護剤の投与etc

     異物 フェレット.jpg

    ※←写真摘出された異物

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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