愛知県春日井市にある神領ビーイング動物病院は犬、猫、エキゾチックアニマルに対応している動物病院です。

  • ブログ2009/12/03 ワンちゃんの尿路結石
  • ●「尿路結石」とは尿が通る路にできた石の総称です。

     できた部位によって腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と分類されますが、

     ワンちゃんネコちゃんによく認められるのは下部尿路結石の膀胱結石と尿道結石です。

     発生する石の種類は主にリン酸アンモニウムマグネシウム(ストルバイト)、シュウ酸カルシウム、

     シスチン、尿酸アンモニウム、リン酸カルシウムの5つです。

     中でもリン酸アンモニウムマグネシウム(ストルバイト結石)の占める割合は多いのです。

     

      ストルバイト囲み.jpg 

    <原因>

    ●結石の発生要因には年齢、品種、

     食餌内 容、飲水量、感染の有無、尿のpH

     など様々な因子が関与しています。品種別

     ではダルメシアンの尿酸塩結石、

     ミニチュアシュナウザーのストルバイトおよび

     シュウ酸カルシウム結石が有名ですが、

     他の犬種でもみられます。

                                   

                                  

     

                                

                                       

                                             ↑は膀胱内にあるストルバイト結石

    ↓はダルメシアンの尿酸塩結石  尿酸塩結石 縮小.jpg 

    <症状>

    ●結石の大きさやその数などによって様々ですが、

     一般的 には血尿や排尿困難、頻尿、疼痛、尿漏

     れなどが挙げられます。

     また時には症状を示さない場合もあります。

     尿路が完全に閉塞すると乏尿や無尿、腹部膨満を示し、

     嘔吐や食欲不振、沈鬱状態になります。

     

     

     

    <診断および治療>

    ●触診や視診など一般身体検査や臨床症状、血液および生化学検査、尿検査、

     超音波検査やX線検査、造影検査などによって得られた結果をもとに診断します。 

     

    ●治療は結石の場所や種類によって異なりますが、

     外科的手術ならびに療法食の給餌、内服薬の投与などが挙げられます。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • ブログ2009/11/11 ウサギの切歯不正咬合
  • ●ウサギの歯科疾患は非常に多く、切歯や臼歯どちらでも起こります。また切歯、臼歯ともに

     常生歯で、生涯にわたって伸び続けますが、正常であれば上下の歯がこすれ合わさることで

     一定の形態を維持していきます。このような歯の摩耗と伸長のバランスが何らかの原因で

     くずれると、不正咬合が起こります。

     

    ウサギ歯.jpg 

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    <原因>

    ●最も多い原因はケージの格子をかじり、ひっぱることと言われています。このような悪癖のついた

     ウサギさんは気をつけて下さい。他に顔面への外傷、遺伝的要因、老化、感染なども

     切歯の不正咬合を起こす原因としてあげられます。

     

    <診断>

    ●視診により容易にわかるが、初期の段階では口唇をめくってみないと分からないため、

     注意が必要です。

     

    <治療>

    ●マイクロエンジンやその他の器具を使用して伸びすぎた歯をカットし、

     適切な長さを維持していくことになります。多くの場合、定期的に処置する必要があります。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • ブログ2009/10/11 フェレットの消化管内異物
  •   

    ●咬みごたえが良いせいかゴムやスポンジ製品がよく摂取されます。元来フェレットは好奇心旺盛で

     色んなものをくちゃくちゃと噛むのを好みます。異物の摂取は特に若いフェレットに多く、

     放し飼いの子では飼い主が異物を食べたことに気付かないこともしばしばあります。

     また中年齢以降のフェレットでは毛球症でも同様の症状がみられますのでご注意を。

     xray 異物.jpg 

     

    ※←バリウムに映し出される胃内に残留する異物 

     

     

     

     

     

     

     

     

    <症状>

    ●食欲不振           

    ●元気消沈

    ●流涎

    ●嘔吐                                   

    ●「ケッケツ」といった痰が絡んだような咳etc                     

     

     

    <診断>

    ●臨床症状や触診を含めた身体検査、血液検査、X線検査、バリウムなどによる消化管造影検査の

     結果をもとに総合的に診断を行います。

     

     

    <治療>

    ●外科手術

    ●フェレット用もしくは猫用の緩下剤の投与(一時的もしくは部分的な閉塞でごく軽度な場合)

    ●上記治療に並行した輸液療法、制吐剤、粘膜保護剤の投与etc

     異物 フェレット.jpg

    ※←写真摘出された異物

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • ブログ2009/09/11 爬虫類の皮下膿瘍
  • ●爬虫類の膿瘍はよく認められ、カメ・トカゲ・ヘビとどの種類でも認められます。

     皮下に膿瘍ができた場合は皮膚が硬く盛り上がり、

     一般的に正常な皮膚との境界線は内部ではっきりしています。

     腫瘍や真菌症、外部寄生虫疾患などとの鑑別も重要になります。   

     

    ooyoroitokage.jpg<原因>

    ●通常、咬傷など外傷の結果、細菌感染を起こし

     膿瘍が生じます。

     また複数のグラム陰性菌による感染が多く、

     中でも AeromonasPseudomonas が代表的な菌です。 

     

    <治療>

    ●全身麻酔や局所麻酔下での外科的切除。

     通常、爬虫類の膿瘍は固く、線維化した被膜で覆われています。

    ●全身性もしくは局所的な抗生物質の投与。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • ブログ2009/08/31 ハリネズミのヒゼンダニ症
  • ●ハリネズミの外部寄生虫症は非常に多いといわれています。

     中でもヒゼンダニ症は皮膚糸状菌と並んで過度なフケの原因になります。

     写真はヒゼンダニのいた子の皮膚で、かゆみも見られました。

    ハリネズミ 加工済み.jpg

     

    <症状>

    ●軽症であれば無症状の場合もありますが、

     針が抜けおち、落屑、鱗屑、痂皮などが

     みられる場合も多く、痒みを伴うこともあります。

     ヒゼンダニが重度に寄生していると、

     針の多くが抜けおち、フケが大量にみられます。

     

    診断と治療>

    皮膚の掻爬試験やテープなどによるスタンプでダニ本体や

      卵を検出します。

     また繰り返し検査を行わないと、ダニを検出できない場合もありますので

     注意が必要です。

     

    ●治療は注射や殺ダニ剤の外用が有効です。

     いずれにしてもフケが多い場合は気をつけて下さい!

     

     

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