ウサギ
ウサギの子宮疾患
●ウサギの子宮疾患の発生率は高く、ある報告によると5歳齢以上の雌ウサギでの子宮疾患の
発生率は80%にものぼることが示唆されています。この多発する子宮疾患の原因に関して、
真の理由はあきらかにされていませんが、性ホルモンが関与していると考えられています。
子宮内膜過形成や腺腫、水腫、腺癌などが多いとされています。
<症状>
●食欲不振
●陰部からの出血や血尿
●乳腺や乳頭の腫脹
●腹部膨満
●元気消失
●呼吸困難
●無症状
特に血尿や陰部からの出血が認められる2歳から3歳齢以上の雌ウサギは
多くの場合、子宮からの出血であると考えられます。おしっこに血が見られたら
なるべく早いうちにレントゲン検査や超音波検査、尿検査などをしてあげましょう。
<治療>
●外科手術
●内科的治療として止血剤などを用いる方法があるが、手術ほど有効ではない。
<予防>
●ワンちゃんやネコちゃんのように避妊手術をすることが多発する子宮疾患の予防に
なります。