デグーも不正咬合が多い動物です。デグーはモルモットやチンチラと同じく

常生歯で、どの歯も常に伸び、摩耗することで歯の形状が保たれています。

一度、咬合面がおかしくなると切歯や臼歯が異常な伸び方をすることがあります。

それが不正咬合で、歯が頬や舌に刺さりしばしば痛みを伴います。

診断には歯を見ることが必要で、時には歯根をX線検査などで確認することが必要になります。

またしっかり観察するには麻酔処置が必要になることがほとんどです。

食べたそうなのに食べない。食べ物をぽろっと落とす。よだれが多い。などといった

症状がみられれば歯が悪いかもしれません。そんな時は早めにデグーの診れる動物病院へ

連れて行きましょう。

写真は臼歯が前方に伸びてあり得ないところから歯が見えています。