ウサギ
ウサギの根尖周囲膿瘍について
ウサギには歯牙疾患が多く、中でも根尖周囲膿瘍が発生し、慢性的な経過になると、
発生した部位の骨(写真では下顎骨)が変形します。
診断は特徴的な外観とX線検査などによって診断します。
不正咬合などで歯科処置をしている子も注意が必要です。
写真ほどになると、レントゲン写真でも骨増殖と骨吸収がみられるようになります。
治療は様々ですが、膿瘍が存在すれば感染組織の除去および感染巣になっている臼歯の
抜歯、洗浄などを行います。
癒着している場合は抜歯の適応にはならないでしょう。
外科的な処置が適応になるかは獣医師との相談が必要です。
写真左は下顎骨の根尖周囲膿瘍
写真右は手術後の写真です。
写真右は手術後の写真です。
写真左は約1年後の様子
毛が生えて、傷は治っていますが、骨はそのまま