症例紹介

ハリネズミ

ハリネズミのヒゼンダニ症

●ハリネズミの外部寄生虫症は非常に多いといわれています。

 中でもヒゼンダニ症は皮膚糸状菌と並んで過度なフケの原因になります。

 写真はヒゼンダニのいた子の皮膚で、かゆみも見られました。

ハリネズミ 加工済み.jpg

 

<症状>

●軽症であれば無症状の場合もありますが、

 針が抜けおち、落屑、鱗屑、痂皮などが

 みられる場合も多く、痒みを伴うこともあります。

 ヒゼンダニが重度に寄生していると、

 針の多くが抜けおち、フケが大量にみられます。

 

診断と治療>

皮膚の掻爬試験やテープなどによるスタンプでダニ本体や

  卵を検出します。

 また繰り返し検査を行わないと、ダニを検出できない場合もありますので

 注意が必要です。

 

●治療は注射や殺ダニ剤の外用が有効です。

 いずれにしてもフケが多い場合は気をつけて下さい!