症例紹介

ウサギ

ウサギの急性胃拡張

ウサギの胃拡張は時々みられる疾患で、毛と関係があることが

多いため、季節的に換毛時期に発生が多くみられます。

急激に症状を示すことが多く、突然発症し急性の経過が多く、治療した

としても亡くなってしまうことも少なくありません。

症状の多くは食欲不振と活動性の低下です。痛みなどから歯ぎしりや沈鬱状態となる

うさぎもいます。

中には点滴や痛み止めなどの内科的な治療で良くなることがあります。

内科的な治療で反応が悪く、腸閉塞が疑われる場合、外科手術が適応になります。

いずれにしてもなるべく早期の治療が必要となります。

突然ごはんを食べなくなって、うずくまったりしている場合は注意が必要です。

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←手術により摘出した腸の閉塞物