ウサギ
ウサギの子宮粘液腫
ウサギの子宮疾患が多いことは有名です。
そのため最近では自発的に避妊手術をしたいとおっしゃる患者さんが増えました。
子宮疾患を予防するためにとても効果的だと思います。
特に多い子宮腺癌は一般的に中年齢以上のウサギに多くみられます。
ただし若齢のウサギでも子宮疾患はまれにみられます。
本疾患は子宮粘液種と呼ばれる子宮に液体が貯留する病気です。
子宮蓄膿症のように急激な症状悪化は示さないことが多いです。慢性的で
徐々に進行するため、ウサギの外観に変化が出た場合、すでに子宮の貯留物は
かなり増加し、子宮周囲の消化管を圧迫するため食欲の低下がみられることもあります。
写真の子宮は体と同じくらいの大きさかもしくはそれ以上のものでした。
